人は皆、幸せを求めて「天国」へと向かうけど、そっちには窮屈と変なこだわりがあるだけ、自由な幸せなんか無い。
天国とは、公務員になりたいとか、大会社に就職したいとか・・・かな。しかし、確かに給料まずまず、倒産の心配もないけど、自由は全くない。決められたことを、決められた通りやるだけ。
やれなくても、またやり過ぎてもダメ。自分を押さえて、上司の機嫌を取り静かに過ごす。目立たなくてもダメだけど、それより目立ってはもっとダメ・・・・。
そんなところで、人間力を思いっきり発揮し、奇蹟をゲットするなど出来るわけない。
「奇蹟」は「地獄」に落ちていると言ったろ。
私が銀行を辞める時、皆が私の行動をバカにした。辞めて数年たったある時、誰かが私に「後悔しているだろ」と言った。しかし、職人の道具を使って現場で作業することは、私にとって夢のような世界だった。
どのような自分になりたいか、自分次第だ。表向きは確かに汚い作業着を着たり、中古車に乗ったり、「地獄」のように見えたかもしれないが、そこに「奇蹟」がいっぱい落ちていたのだ。全て自分次第の世界である。
もっとも、地獄で生き抜き、奇蹟を見つけるには、やはり実力、技術力だ。だから、自分にどのような技術があるか、常に習得と検証を怠ってはならない。
私は、マニュアル化が大得意だった。どんな難しい対象もマニュアル化して誰でも出来るようにするセンスがあった。銀行では難しい仕事のマニュアル本を書き、同僚に渡したりしていた。
それから法律が得意。大学は経営学部だったが、在学中に、民法の全文の解説書を読破していた。他にもいろいろ勉強したが、一番人生に影響を与えたのが、35歳くらいのとき読んだナポレオン・ヒルの成功哲学、要するに「思考は現実化する」という本である。
この「成功の法則」の通り生きてみようと、銀行を辞め「地獄」へと飛びだしてしまったけど、そこで、何回も「奇蹟」を見つけ、宝物をゲットしてきたのである。
私にとって奇跡とは、数々の特許だったり、一関霊園だったり、付き合うようになった人々だったり。そういえば、私が営業所や土地を持ったところのほとんど(4か所)が、道路とかの買収のため、多くの賠償金が入ったな・・・。
成功の法則には、地獄へ行けという表現はしてないけど・・・、私が実感したこと、私流の分かりやすい言い方だ。相場だって、暴落して皆が恐怖で手を出さない「地獄」で出動した者が大きな私益をゲットするんじゃない?
皆が儲かるとワイワイ騒いでいるような「天国」に行くから、暴落で全ての財産を失うのだ。皆、知らないうちにそういう方(天国の方)へ行ってるんだな。ワイワイ騒いでいるだけ、何も落ちてないよ。
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